母校で成人式があった。
僕は中学時代、内気で影が薄い存在で、友達もほとんどいなかった。
おまけに身長も低く、今でも160センチもなく、女の子にも見向きもされない。
案の定成人式出席すると、喋る相手も居なくて、出席したことを後悔した。
すると、松本が声をかけてきた。
コイツは俺と同じで内気で影薄い存在で俺といつも連んでいた。
今でも身長もほぼ同じで、内心ほっとした。
式も終わり、みんなは2次会に参加するようだったが、俺と松本は帰る事にした。
「あなた達、2次会に参加しないの?」
元担任の福島先生と元PTA副会長の里山さんが声をかけてきた。
里山さんは同級生の母親で僕の母親の幼なじみで親友だ。
「あんた達ほんとに内気ね、二十歳になったんだから、そんな事じゃ社会には通用しないわよ」
「福島先生と2人で今からカラオケに行くんだけどあなた達も来なさい」
僕たちがあまりにも可哀想になって、情けをかけてきてくれたのだ。
僕たちと4人でカラオケに行くことなった。
松本が、ホテルのスイートルームのカラオケ設備がある部屋を予約した。
松本は地元では手広くやってる不動産屋の息子で、大学を中退して家の不動産屋で働いている。
社員の忘年会で使ったそうで、社長の父に頼んで予約してもらったのだ。
先生達は、困惑していたがお言葉に甘えることにした。
松本の父親の計らいで、豪華なオードブル、シャンパン、お酒が運び込まれてきた。
先生達と俺は歓喜して、豪華な料理とお酒、そしてカラオケを楽しんだ。
何が悲しくて、オバサン達とカラオケに来なきゃいけないんだと悲観していたが
松本のお陰、松本の父親のお陰だ!
どうしてこんな事に?
4人の乱交パーティーになってしまった。
松本の野郎、変な精力剤をお酒に混ぜてみんなに飲ましやがった!
俺は、恩師と母親の親友と朝までやりまくってしまった。
終わり

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